なぜ社長や経営者は占いやスピリチュアルにのめりこんでしまうのか?

世間では、占いと言えば、女性のイメージが強いでしょう。

しかし、女性に限らず社長や経営者で、占いやスピリチュアルにのめり込んでいる人は多い。

もちろん全員ではありませんが、普通のサラリーマンと比べれば割合は一気に増えます。

私は過去にスピリチュアルセミナーを運営している社員(バイトですが)をしていましたので、経営者に占い好きが多いのは当然のことのように思っています。

実際、知り合いの社長にも何名もいます。

可哀そうなぐらい社長は「孤独」である理由3つ。

可愛そうなぐらい社長は孤独です。

社長を元気で前向きだと思っている人は、物事のうわべしか見えていないからです。

主な理由を3つ伝えていきます。

1、立場上人に頼れないから。

社長は、立場上人に頼れません。

少なくても、社員の前では、「頑張っている社長」でいなくてはいけません。

  • いつも元気!
  • 前向き!
  • エネルギッシュ!

社長をそんな性格だと思っていませんか?

そんなの表向きだからです。

社長と言う役割を演じているに過ぎません。

確かにサイコパスのような人格者もいますが、少数派です。

社長だって人間ですから、弱音を吐きたくなる時もある。

しかし、そんな姿を社員に見せられるわけがありません。

「じつは悩んでいます。助けてください、、」なんて言えるわけがないのです。

2、プレッシャーが強い。

社長や経営者のプレッシャーは強いです。

サラリーマンは、出勤して言われたことをやっていればお金をもらえますが、社長はそんなわけにはいきません。

結果を出さなければ、借金を抱えてしまいます。

とにかく、結果結果結果です!

結果が出せないことで、この世から消えてしまう経営者も少なくありません。

そして、自分だけでなく、社員の生活も抱えています。

サラリーマンは自分の生活・自分の家族の生活だけ考えていればいいですが、社長はそんな従業員達の生活を抱えています。

自分が失敗すれば、自分だけでなく、従業員の人生やその家族の人生までも変えてしまうのです。

プレッシャーは従業員の数だけ膨れ上がります。

3、共感者がいない、職場に相談できる人がいない・

社長には共感者はいません。

サラリーマンであれば、会社で同僚や上司に相談することが出来ます

同じ立場の同僚であれば、「しんどいよねー」と気持ちを共感してもらえるでしょう。

人は、気持ちを共感してもらえれば、孤独感が和らぐようにできています。

私もフリーから会社員になったときにこの有難みを一番感じました。

しかし、社長には同僚など存在しません。

自分しかいません。

自分にしかわからない苦悩と絶望があり、誰からも共感されません。

理由1と少し重なりますが、自分のネガティブな感情を人に言えない、誰からも共感されないというのは、深い孤独感に繋がります。

 

以上のように社長や経営者の主な代表的な悩みは3つです。

そして、この3つの苦悩をまとめて解消できるのが占いやスピリチュアルになります。

  • 占い師なら、立場関係なく頼ることができる。
  • 孤独を話し、共感してもらうことができる。
  • どうすれば会社を立て直せるか?など現実的な悩みも打ち明けられる。
などなど

こうして社長や経営者は占いやスピリチュアルを頼るようになります。

多くの企業は「お抱え占い師」をつけている。

あまり知られていませんが、実際多くの企業は顧問の占い師をつけています。

・採用や人事に関わること、社内不和解消

・店舗や事務所の間取り、移設

・後継者問題、誰に継がせるか

・事業の進退、進退の時期

・新規事業がどうなるか、適任はいるか

・経営者様のプライベートなご相談

「お抱え占い師」の仕事とは、会社について上記のアドバイスをすることで、鑑定料をもらうことです。

占い師として収入も安定しますので、素人意見ですが目指すべきポジションの一つかなと勝手に思います。

しかし、自分の占い結果ひとつで会社の方向性が変わる可能性があるのは怖いですよね。

【経験談】占いで数千万単位の事業を白紙にしてしまう。

大学四年の話ですが、私も少し占いができました。

仲良くなった社長を鑑定したことがあります。

結果的に社長が企画していた数千万単位の事業を白紙にしてしまいました。

 

鑑定した社長は典型的なベンチャー企業の社長でした。

エネルギッシュで、自信にあふれていて、女遊びが激しく、仕事に強い野望と熱意を持っている、ほとんどの人がそう感じていました。

21歳で年収2000万を超え、芸能関係の繋がりが強く、誰もが知っているジャニーズの友人や歌手が何名もいて、ほぼ毎日のように飲み歩いているそんな社長でした。

 

私は、人の家庭環境がある程度わかってしまう感性があるので、(わかる人とわからない人がいる)程よく仲良くなり、それを指摘すると目を輝かせてきました。

「当たってるよ!まのくんすごいね。」

「占いとかすげえ好きだから今度飲み行こうよ」と言われ二人で飲みに行くことになりました。

 

その社長は「母親から認められたい」人でした。

「どんなに頑張っても、一度も母親から褒められたことが無い」という心の穴がありました。

そして、仕事でこんなに成功し、自信が溢れていても、その空虚感を埋めることができていなかったのです。

その心の穴が原因で、空虚感を埋めることができないから、仕事にさらにのめり込み、交友関係を広げ、100人を超える女性を抱くことで孤独感を紛らわそうとしていたのです。

私がしたのはそれを指摘して、共感しただけです。

そこまで見抜かれたことが無いと言っていました。

驚きながらも目を輝かせていたのを覚えています。

今すぐ始めようと思っている事業が成功するのか尋ねられる。

その後に、「今年始める事業があるんだけど、上手くいくのか?」と尋ねられました。

すでに準備は半ばまで進んでいるようです。

 

しかし、私の占いの結果だと、今年ではなく、2年後が望ましいと言う結果でした。

嘘を伝えるわけにはいかないので、「今年ではなく2年後がいい」と私は伝えました。

社長は「そうなのか、わかった」と言い、後は雑談や恋愛の話をして飲みは終わりました。

本当に事業を白紙にしてしまう。

飲んだ数日後に、社長と会うと、社員全員に事業を一斉取りやめて、白紙にすることを指示したそうです。

「みんな驚いてたけど、とりあえず白紙にして、2年後にするよ。」

そう言われて私は事の重大さに気づきました。

社会人経験0の大学4年のアドバイスに、年収数千万の社長がアドバイス通りにしてしまったのです。

心の穴を見抜き、共感すれば人は信用してしまう。

今回のケースは、誰も自分の孤独をわかってくれない、共感者がいないという状態で、昔から誰かに見抜いてほしい、理解してほしいと思っていたと考えられます。

(男性だと心を知られたくないと考える人が多いのですが、この社長の場合は逆でした。)

それを指摘し、私が見抜いたことで、普通なら抵抗するアドバイスもあっさり受け入れてしまったのでしょう。

最初にお伝えした「社長の孤独とは違う部分での共感」となりましたが、「心の穴を見抜き、共感する」という原理は同じでしょう。

 

当たり前ですが、いきなり「壺買いませんか?」と言われても誰も買いません。

一度心の穴を見抜き、信用を得てから、「この壺を買えば、あなたは救われますよ、これで運気が上がりますよ」と言われれば、受け入れてくれる可能性が圧倒的に上がるのです。

軽い物事では、信用は得られませんので、どれだけ心に深いものかにより、信用度は比例します。

今は壺ではなく、パワーストーンや、縁結びのお守りのようなものがこれに該当します。

孤独感や心の穴が大きいほどのめりこんでしまう。

以上のように、孤独感や心の穴が強かったり大きいほど、のめりこみやすく、信用してしまうでしょう。

社長と言う立場上、ある程度は避けられないことです。

本当に自分に自信がある人はのめりこむことはないでしょう。

実は、自分だけの力で、目標を達成できるという自信がないのです。

だから頼るのです。

自分一人で頑張って鬱状態になってしまうのも問題ですので、どちらが良いということはないでしょう。

孤独と共存共栄していくこと

のめりこまみすぎない対策としては、孤独を受け入れるしかありません。

お伝えしたように、社長に孤独は当たり前のものです。

孤独を感じていない社長だとこの世に存在しないでしょう。

それを受け入れていくしかありません。

その上で、ありふれたことですが、同じ社長同士で交流するなど緩和していくしかありません。

まとめ

元気に見えても社長は孤独です。

しかし、社長も人間ですので、孤独感から誰かに頼りたくなります。

その頼られ役として、最適なのが占い師です。

実際、多くの企業は占い師をつけています。

実体験では、心の穴を見抜き共感すれば、人は信用してしまうことを強く実感した体験談をお伝えしました。

占いやスピリチュアルをツールとして利用するのは良いでしょうが、のめりこむのは良い結果にならないでしょう。

のめりこんでしまうのは、孤独感や心の穴が原因です。

そんな感じで、実体験踏まえ雑談がてら書いてみましたー。

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