ドラクエ6を低レベルクリア(レベル4)したときの感想と戦術について

あなたにとって今までの人生で一番好きなゲームは何ですか?

僕はドラクエ6です。(SFC)

ドラクエは3と5が人気ですが、僕はドラクエ6が大好きです。

そんな大好きなドラクエ6だったので、20回はゲームクリアしていますが、もっと工夫できないか考えたんですよね。

そんなときにネットで調べてたどり着いたのが低レベルクリアです。

なんとレベル3でデスタムーアやダークドリアムを倒したというのです!

初めて見たときは何かバグでも使ったのだろうと思っていました。

しかし、すべて緻密に計算された戦略でした。

あまりの素晴らしさに1時間近くは読んでいたと思います。

数々の戦術に感動したのでプリンターで印刷して、暇さえあれば眺めてその素晴らしい戦術を読み、気分を高揚させていました。

毎日のように読んでいたところ、実践したくなりました。

しかし、凄まじいエネルギーと時間を消費します。

最初から注意深く実践する必要があるので何十回と読み深め低レベルクリアを開始させました。

それから3ヵ月後には念願のレベル4でダークドリアムを倒す結果に至りました。

(レベル3でも可能なようですが一部妥協しました)

そこでレポートには書かれていないポイントや苦労した場面感動した場面素晴らしい戦術などを振り返って書いてみたいと思います。

もちろん低レベルならどんな条件を使ってもいいわけではありません。

低レベルとはいえメガザルの腕輪なんて使っていたら楽勝すぎます。

何の美しさも素晴らしさもありません。

禁止条件はつけます。

低レベルクリア禁止条件6つ

1.ボス戦で上級職2つ以上のキャラを使わない
キングスなどの経験値に余裕があるキャラなら低レベルを維持したまま勇者になることが可能。
これでは緩すぎます。
よって上級職2つ以上のキャラは禁止。

2.はぐれメタル、ドランゴ、ボストロールは使わない
初期ステータスですでに強すぎるので禁止。

3.敵が不確実に落とすアイテムは売るか使わない
種をもらってごっそり使えば低レベル攻略など簡単なものだろう。
また、ジャミラスの炎の爪、キラーマジンガーの奇跡の剣など、あれば使いたくなるものも
多い。禁止。
ちなみに、確実に落とすのはグラコスの槍と小さなメダルは含まない。

4.ガルシア以降レベル5以下のキャラでストーリーを進める
ストーリーを進めるキャラが強くてはやはり緊張感が出ない。
極限に弱いキャラで進むのが本道というものだろう。

5.マホカンタ禁止
マホカンタ使えば楽勝になってしまうボスも多いので禁止。

6.メガザルの腕輪禁止
問題外にぬるくなってしまうので禁止。

ボス戦の素晴らしいと思った戦術ベスト4

ボス戦で、記憶に残っている戦術を4つ紹介します。

1、デュラン戦

デュラン戦です。

戦術は、

キングスLV4をにおうだち(そのためにパラディン☆6にする)。

モコモン(ファーラット)LV1がゲントの杖でキングスのダメージを回復。

タイゾー(スライムナイト)がスカラでキングスの守備力を上げる。

主人公が炎のつめでダメージをコツコツ与える。

という、キングスをにおうだちさせ、二人はサポートして、一人が攻撃という、役割分担が明確なすばらしい戦術です。

しかも勝率がきわめて高く(8割ぐらい?)僕は一発で成功しました。

言葉で言えば単純ですが、操作をしているだけでもスリル満点の緊張感を味わうことができます。

あんな強かったデュランがLV4のキングスに仁王立ちされなす術もありません。

2.デスタムーア戦

言うまでも無く表向きのラスボスですね。

第3形態まで変身する究極の強さを持っています。

特に第3形態は、右手左手本体と3体が同時に攻撃してくるので、通常LV4以下でしたら瞬殺されてしまいますが、アストロンを使った戦術が素晴らしくこの低レベルクリアで最強のスリルを味わうことができます。

僕は2回目の挑戦で成功できました。

意外と第2形態との先頭が苦悩でした。

戦闘時間だけはすさまじくかかります。

慣れていなかったこともあり、第3形態撃破まで1時間20分ほどかかりました。

思うようにダメージを与えられないまま世界中の葉を消費する場面も多く、苦悩した局面が非常に多く、もう戦いたくないと思う一方、第3形態まで倒せたときの達成感は言葉に表せません。

脳からドーパミンがドバドバと出ましたw

通常プレイでは味わうことができない今までの苦労がすべて報われた瞬間です。

13年前ガラケーで撮影したものが昔の携帯にあったので掲載します。(当然画質は悪いです、、)

VS第1形態

VS第2形態

VS第3形態

撃破シーン

パーティメンバー

ブラウン管テレビですみません、、

3.グラコス戦

【グラコス】  HP3000 MP50 攻210 守210

【タイゾー】  Lv.1 HP40 MP6 攻44 守270

【装備品】  炎の鎧 メタルキングの盾 メタルキングヘルム 金のブレスレット

【持ち物】  ゲントの杖 炎の爪

タイゾー=スライムナイトLV1のみで倒せます。

炎の鎧とメタルキングの盾を装備して、スカラとスフィーダの盾(マホターン)を使い、後はゲントの杖と炎の爪を交互に使うだけで倒せてしまいます。

そんなに強敵ではないグラコスとはいえ、スライムナイトレベル1に手も足も出ない。

これも装備の耐性と戦術を理解すれば可能というわかりやすい例ですね。

天才。

4.アクバー戦

強敵アクバーです。

通常プレイでは本当に強く、

アクバーに苦労した覚えがある方も多いのではないでしょうか?

そんなアクバーへの戦術も素晴らしいものがあります。

基本的にツンツン(スーパーテンツク)ひとりで戦います。

ツンツンがスカラを2回使うまで、前の3人は壁になります(一撃で死んでしまいますがw)

そしてアストロンをして、神秘のよろいの自動回復でHPを回復させます。

その後ガーディアンを倒していきます。

そして、ベホマスライムを呼ばせ、不思議な踊りでMPを0にします。

その後HPの状況を見ながら奇跡の剣と神秘のよろいでダメージを補いつつ、攻撃でダメージを削っていきます。
ダメージが深い場合は、ゲントの杖、危険なときはアスロトンでHPの回復させます。

アクバーを倒したら、布の服とおなべのふたにして、瀕死状態になったらファーラットを生き返らせます。

ファーラットだけの状態になったら炎の爪でベホマスライムを倒しアクバー戦は終了です。

最初の3ターンさえうまくいけば勝利もきわめて高い戦術です。

最後のファーラットのみで撃破もほぼ100%成功するのが素晴らしい。

地味ですが、ベホマスライムをあえて呼ばせて不思議な踊りでMPを0にして生殺し状態にさせておく戦術に、度肝を抜かれました。

多くの人はベホマスライムを呼ばれてしまうのでガーディアンを生かしたままアクバーを倒す戦術をとってしまいますし、私もずっとそうして倒していました。

あまりにも盲点で驚きました。

こんな戦術普通にプレイしたら一生思いつきません。

低レベル攻略でしか味わえない特徴5つ

低レベルクリアをする上で、通常プレイではやらないことを当たり前のようにやる必要があります。

その具体的な特徴をまとめます。

1.基本的に通常の敵からはすべて逃げる

言うまでもありませんが、フィールド上の敵とは逃げます。

倒してしまうと経験地をもらいレベルが上がってしまいますからね。

2.ひたすらぶちスライム1匹のみを倒して熟練度をあげる。

レベルは上げなくても転職をして熟練度を上げる必要があります。

普通に敵と戦ってしまうとレベルが上がってしまいます。

ですので、ひたすらぶちスライム1匹を倒します。

これなら1回の戦闘につき経験地が1しか入りませんので、レベルアップをせずに熟練度を稼ぐことができます。

もちろんぶちスライム以外がでたら逃げるなり、逃げてもらうまで待ちます。

ニフラムやつきとばしを習得させた後は、ぶちスライム以外を消して余分な経験地が入るのを防ぎます。

徹底して1回の戦闘=経験地1を守ります。

こうしてみると、クソ面倒ですねw

3.電卓でボスのHPを計算!経験値を雑魚モンスター1匹に背負わせて、逃がして再捕獲を繰り返す。

通常の敵からは逃げれば経験値は入りません。

しかし、ボス戦は必ず倒せなくてはいけません。

ですので、序盤はハッサンのみ生存で倒します。

ダーマ神殿以降は、スラリンやモコモンなどザコモンスター1匹のみ生存で撃破し、その後すぐに逃がすという方法をとります。

ですのでボスのHPを計算するというのが絶対に必要になります。

コントローラーの隣に電卓を置いて、味方がボスにダメージを与えるたびにダメージを計算していきます。

電卓操作を誤ると終わりですので、こちらも慎重に作業が必要になります。

思わぬタイミングでかいしんのいちげきが出たら倒してしまったこともありますし、どういうわけか計算を誤って倒してしまうこともありました。

戦いはゲーム内だけではないのです。

雑魚モンスターは、ボス戦の後に逃して、再捕獲します。

ファーラットなどは何匹か再捕獲が必要です。

4.試練の塔から主人公は経験値を得ることはない

最後に主人公が経験地を得るのは最初の中ボスである「とうのへいたい」です。

これ以降はボスを倒すときは生存してはいけません。

序盤はボス戦が始まるときは生きてますが、すぐお陀仏です。

そして、ジャミラス~ヘルクラウド城までは基本的に棺桶の中です。

主人公なのに中盤意向は姿を一切見ません。

5.「アストロン」大活躍!「アストロン」がないと低レベルクリア不可能。

まさかのアストロンが大活躍です。

通常プレイをしていて、アストロンを使用したことは一度もありませんでした。

普通にプレイしていれば使うことは、あまり無いはずです。

しかし、アストロンなしでの低レベルクリアは不可能です。

アストロンを覚えるために、ツンツン(スーパーテンツク)や、タイゾー(スライムナイト)は、282匹のぶちスライムを倒してスーパースターの☆2になります。

デュラン戦、アクバー戦、デスタムーア戦と必須の特技です。

せっかくなのでアストロンを使ったコンボを3つ紹介します。

5-1.アストロン+神秘のよろい

神秘のよろいを装備していると、ターン終了後にHPを必ず50回復してくれます。

そして、ご存知アストロンを使えば一切のダメージは受けません。

ですので、ノーリスクでHPを50回復させることができます。

これはシンプルかつ、とても大きい効果です。

5-2.ボスのローテンション回避

ボスには攻撃のローテーションがあります。

デスタムーア第2形態のしゃくねつのターンなど、まともに戦っては防ぎようが無い攻撃のターンがあります。

ですので、このターンの時はアストロンでやり過ごし、致命的ダメージを受けることを回避します。

5-3.こおれるときの秘法(相手からダメージを受けずに攻撃できる)

こおれるときの秘法という、戦法があります。

これが実現すれば相手からのダメージを一切受けずに相手に攻撃することができます。

もちろん条件はあります。

条件は、相手がいてつく波動を使ってくることです。

この戦法は、デスタムーア第3形態で実践できます。

デスタムーア戦を例に具体的にはこのように進みます。

1.こちらがアストロンを唱える(アストロンは必ず先制する呪文)

2.デスタムーア本体、左手が攻撃。(アストロン中なのでノーダメージ)

3.右手がいてつく波動を唱える。

4.アストロンが解除される。

5.アストロン解除されたので攻撃できる!!!!

以下は引用ですが、わかりやすいので掲せます。

アストロンが凍てつく波動で解除された場合、そのターンにまだ行動していない仲間はその後で行動することができる。

例えば「はぐりん」「テリー」「ハッサン」「ドランゴ」の4人がデスタムーア第三形態と戦っているとして…

はぐりんは アストロンを となえた! はぐりんたちの からだが てつのかたまりに なった!

テリーは てつのかたまりに なっている!

ひだりてのこうげき! テリーは てつのかたまりになり いっさいのこうげきを うけつけない!

デスタムーアの ゆびから いてつくはどうが ほとばしる!

はぐりんたちにかかっている すべての まほうの ききめが なくなった!

ハッサンの こうげき! デスタムーアに 110のダメージ!

ドランゴは しゃくねつのほのおを はいた! ~~~

お分かりいただけただろうか。

なんと、デスタムーアの攻撃をアストロンで無効化しつつ、こちらの攻撃だけは命中しているのである!

残念ながら凍てつく波動を使う敵より先に行動してしまった味方(この場合はテリー)は行動できないが、

低レベルクリアでは全ての味方キャラが間違いなくボスより遅いので問題なくその恩恵を受ける事ができる。

 

アストロンのコンボは以上3つですね!

本当に、アストロンは低レベルクリアでは、最強の呪文です。

低レベルクリアをしてわかった得るものと失うもの

スリルがあり、達成感が凄まじい!

低レベルクリアはスリルが満点です。

一度コマンドを間違ったら即死してしまう状態がほとんどです。

そんな死と隣あわせという状態で戦います。

そして、こちらが最善を尽くしても運にも愛されなければボスは倒せません。

その分、苦労してボスを倒したときの快感はすさまじいのです。

圧倒的な達成感です。

この達成感があるのでジャミラス戦で6時間倒せなくてもやり続けますし、ぶちスライムを1匹ずつ倒し続けたりするのも慣れますし、朝4時から起きてご飯も食べずに没頭してしまうのです。

冷静に考えればくそ面倒くせー、あほだろ、お前暇人だなーと思うかもしれませんが、圧倒的達成感があるから自然と頑張れてしまうのですよねー。

一度味わってしまうと通常プレイができなくなる。

一度低レベルクリアを経験してしまうと、今までの通常プレイのドラクエがいかに生ぬるい戦いをしていたことを実感します。

「なんて俺はぬるい戦いをしていたのか・・・」と思い知ります。

ですので、一度味わってしまうと通常プレイができなくなります。

それほどの圧倒的な達成感と快感を低レベルクリアでは味わうことができます。

めんどくさいーと思いつつもそれを乗り越えた後に待っている達成感を思い出せば、クソめんどくさい熟練度上げもまったく苦にならなくなります。

  • 一歩間違えたら死んでしまうスリル
  • ボスに合わせた臨機応変な素晴らしい戦術
  • 最善を尽くしても運に愛されなければ成功できないドキドキ感
この3つを乗り越えての達成感は実際やったものでしかわからない快感なのです。

傍目から見たら

「なんでこんなめんどくさいことやるの?」

「頭おかしいんじゃない?」と思うかもしれませんが、このスリルを乗り越えての達成感があるからです。

この達成感がすさまじく中毒性があるのです。

ギャンブル中毒みたいもので、何回失敗しても成功するまでやり続けます。

しつこいようですが、ボスを倒した瞬間の達成感がすさまじいのですね。

この快感があったからこそ最後まで達成することができましたし、途中でやめる気なんてまったく起こりませんでした。

500回リセットしてもデータが消えなかった対処法2つ

データが消えてしまったらこんな血ににじんだ努力もお終いです。

リセットは500回以上していると思いますが、結局最後まで僕はデータが消えることはありませんでした。

ですので対処法は2つあります。

対処法1.カセットは差したままにする

カセットを差したままにするのは基本です。

プレイ終了後も絶対にカセットを抜いてはいけません。

抜き差しの際のショックでデータが壊れてしまうことが大半ですからね。

たったこれだけで基本的に消えることはありません。

対処法2.セーブをするときは場所を変えて1.2.3に記録する。

セーブをするときはセーブする場所を変えて1.2.3に記録します。

1.ダーマ神殿

2.ライフゴット

3.レイドック

みたいにです。

前にあったのですが、同時に3つセーブしてしまうと、1つ消えただけですべて消えてしまったことがあったんですよね。

ですので面倒ですがそのようにします。

一番の苦行は、サンマリーノでのカジノ

一番の苦行は、サンマリーノでのカジノです。

この時点で、なんと、25000枚も稼ぐ必要があります。

3時間やっても1枚もメダルが増えないこともあり、本当に無駄な時間を過ごしたとサンマリーノで途方にくれました。

スロットならまだしも、ポーカーなので、ひたすら人間の手でやるしかないので、つらかったですね・・・。

最初は楽しくても、途中から快感もありませんし・・・

連射パッドは持っていなかったので、使わずすべて手作業で行いました。

ロンガデセオまで行けばスロットなので楽ですが、それまではポーカーで地道に増やすしかありません。

まとめ:ドラクエ6に感謝しています。

ここまで自分をはまらせてくれたドラクエ6に感謝していますし、素直に愛している作品です。

世界記録はレベル1のスライム3匹でデスタムーア撃破という文句のつけようがない記録です。

きっかけとなったこのレポート、作者の方にも心から感謝申し上げます。

→ ドラクエ6低レベルクリアレポート

もう一度言いますが、私はドラクエ6に感謝しています。

2 Comments

ジャぱん

奇跡の剣ガッツリ使ってますけど最初のルールは武器としては使わないということですか?

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まの しんじ

ジャぱんさん>「3.敵が不確実に落とすアイテムは売るか使わない」
を説明した際に具体例として「キラーマジンガーの落とす奇跡の剣を低レベルクリアに使用したら楽になってしまうので禁止」と言う意味です。
奇跡の剣を使わないのではなく、あくまで、「ドロップアイテムは一切使わない」という意味です。

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