初めて名医に出会った話

仙腸関節障害の治療のため、一番の名医かと言われている熟練の医者に行って来た。

そこでの体験を自分語りしていく。

 

まずは受付。

そして問診票を書く。

立ってる方が楽と伝えると、寝転がれる簡易ベッドを案内されてそこで待つように言われた。

重症者のために、ちゃんとベッドがあるのはさすが。

 

先生は問診票をみて、「なんだM先生にやってもらってたのね、効果あった?」

と聞かれた。

転院前のM先生と知人なのは聞いて知っていた。

「はい、今まで10回やってもらいましたが、ハッキリ効いてます。」と答えた。

「ならやろうか」

ともう少し待つように言われて、30分後ぐらいに施術開始。

見抜かれる。

まずは、前屈や後屈をするように言われる。

まあ最後にどれだけできるようになったか反応を見るためだ。

そしてその後、何かの器具で私の足を軽くポンと叩く。

そして一言言う。

「あなたは普通の人じゃないね。」

「え?」

「感性が繊細でキメ細かい、簡単な人間じゃないよ。」

「いいかい?普通の人は軽くポンってしたぐらいじゃ、反応が少ししか出ないんだ。だけどあなたは、こんな反応が出る。

元々人の何倍も過敏で、ちょっとした刺激で体に何倍も出るタイプなんだ。」

「それは、気の持ちようとか前向きになったりすれば、良くなったりしないんですか?」

と母が尋ねる。

「この人はそう言うレベルじゃない。生まれ持った体質みたいなもの。

わたしはたくさんの人を見てきてるから、たまにいるんだ。

残念ながら、あなたみたいなタイプは一度良くなっても、また繰り返すよ。そう言う敏感な体質だからね。

嘘は言えないからハッキリ言っちゃうけど。

普通の人はこんな固くなるわけがないし、顎関節症になっただけで膝裏がこんなガチガチにならないよ。

あなたは敏感だから、少しずつやってくよ。反応もストレートに出るタイプだからね。その分時間もかかるけど、ゆっくりね。」

 

とまあ開始1分でこんなことを言われて衝撃だった。

そして見抜いてくれて嬉しかった。

医者にこんなこと言ってくれる人いないと思っていた。

今までは、「落ち込むと良くないから前向きに」とか「気にしすぎだ」とかそんな薄っぺらいことばかり言われて来た。

その度に「こいつわかってねえなー、まあ感受性強くない奴にはわからんよね」と内心いつも思っていた。

医者なんて無神経じゃないとできない仕事だからみんなそんなもんだと思っていた。

挙句の果てに、よくわからない症状については、「まあ精神的なモノもあるだろうね」の一言(お前が繊細でネガティブだからだ)で片付ける。

このパターンマジで多いからねw

 

そこを「これはあなたの生まれ持った体質だから、気の持ちようで良くなるレベルではない」と見抜いて断言してくれたからだ。

元々、子供の頃から自他共に認めるそういう体質だったから。

そこを開始1分で見抜いてくれて嬉しかった。

こんなこと言う人はいないだろ。

なぜ仙腸がガチガチなのかわかった。

「あんたは固すぎる。歴代患者でも1番かもしれない」と福岡の先生から言われていた。

なぜだろう?とずっと思っていた。

それも、体が敏感すぎて、ちょっとした刺激で仙腸関節が過剰反応する体質だからだ。

自分でも自分以上に感受性強い人に出会ったことは、正直ない。

むかし同レベルの人が一人いたぐらいで、その人からもいままでで出会った人で1番鋭いと言われていた。

謎が解けてよかった。

 

先生の施術は上手かった。

以前の先生も九州で一番だったのに、もうこの先生は滑らかでナチュラル。

とても楽。

同じAKAでも先生によって違うのは本当だなと感じた。

症状はハッキリ良くなった。

先生も「神経とかは問題ないね、ハッキリ仙腸関節が原因だね。」と言ってくれた。

その後日常生活についてのDVDを見て、予約と会計をして帰宅。

 

というわけでまだ1回だけど埼玉に帰って来てよかったと感じた。

この先生に、自分の人生を託すつもりだったので、よかった。

ただ、まあわかっていたとはいえ、改めて自分は普通の人とは違うんだと、名医から言われるとショックだったのはあるけど仕方ないw

とりあえずまたしばらくはのんびり過ごして、淡々と治療していこうと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です