ブラック・ジャック先生は病気の子供を無料で治す天使や神様のようなこともあれば、逆に悪魔のような行為をすることもあります。
その中でも特に「先生!!これは悪魔のやることではないか!?」と思った衝撃作品を3つ紹介します。
なかなか衝撃なので、まずは1番軽いものから紹介していきます。
1.犬が鳴くたびに元恋人の声が流れるように犬の声帯を改造する
とある男の恋人の女性が事故で亡くなってしまいます。
男はブラック・ジャックに助けてくれとすがりつくも、脳もグチャグチャだから無理だと断られる。
しかし、断られた男は「それならばうちの犬を改造して、犬に彼女の声を喋らせたい」と要求します。
はじめは「アホか!」と怒鳴り、「それは動物虐待だ」と否定的なブラック・ジャックでしたが、1年限定という条件で声帯を手術します。
紹介する中で一番軽いものですが、当然動物虐待ですし、このようになかなか気味の悪いものです。
物語が進むとさらに深刻になります。
2.馬の脳を人間に移植する
アメリカはネバダ州の野を愛馬・プロミネンス号と駆ける少年トミー。
しかし、そこにトレーラーが走ってきて、トミーとプロミネンスは轢かれてしまう。
少年トミーの肉体は無事だったが、脳死状態。
助ける方法は他人の脳を移植するしかないとブラック・ジャックは言う。
しかし、問題点として
「もし他人の脳ととりかえられたとしても トミーくんはそのときからトミーくんでなくなるのだ」
「つまりとりかえた他人そのものになってしまうのだ!」
こう伝えるもトミーの父はそれでも構わないと言い手術を依頼します。
ブラック・ジャックは、誰の脳なのか、一切文句は言わないことを条件に手術を承諾する。
手術は成功。
しかし、トミーは言葉も話さないどころか、ナイフやフォークの使い方もわからない。
ただ馬術だけは天才的な能力を発揮していた。
気になっていた父がブラック・ジャックに脳の素性を教えてほしいと言うと、
ブラック・ジャックは「相手は人間じゃない 馬です」と答える。
馬であるプロミネンスの脳をトミーくんに移植したと告げるのです。
いくら愛馬で息が合っていたとはいえ、馬の脳を人間に移植すると言う行為は悪魔と言われても仕方ありません。
これは架空治療として有名な作品で、「馬の脳を人間に移植した」というのは他の巻でも自分で数回言っています。
3.人間を鳥に手術してしまう。
歩けない少女がいました。
そこでブラック・ジャックは、両腕に人工筋肉を埋め込んで、大きな翼状になった腕で空を飛べるように手術しました。
しかし、飛んでいるところを人々に見られてしまいます。
人間とはかけ離れた姿が原因で、彼女は銃で打たれてしまう。
かけつけたブラック・ジャックに助けられる。
「あなたが鳥のように空を飛ばれば幸せだろうと考えた私がおろかだったよ」そう反省するブラック・ジャックは彼女を元通りに戻そうとする。
しかし、彼女は
「人間にもどりたくないの。もとのからだにもどってもどうせ世間はあたしを健康な人間に見てくれないわ。
人間ってつめたいのよ。
そしてとっても不自由だわ。いっそ鳥にしてください」
と反論し、ブラック・ジャックは承諾してしまう。
鳥として生きていきたいという少女の言葉を本当に実現させ
少女は鳥として生きていくことになりこの話は終わります。
先生・・・
そりゃ人間じゃなくて神様か悪魔のやることだぜ。
「あなたが鳥のように空を飛ばれば幸せだろうと考えた私がおろかだったよ」と反省したのならそのまま彼女を元に戻すことが正しいでしょう。
最後に「山は寒いから・・・」とか言ってるどころではありません。
まあこれも触れられている通り、母親に似ていたから素直に受け入れてしまったことが原因でしょう。
この話はぶっ飛んでいて衝撃的なので、忘れられない有名な作品です。
まとめ
3つ選んでみたら、すべて動物が関係しているのも不思議ですね。
架空治療とは言えぶっ飛んでます。
人間鳥はやはり一度読んだら忘れられないですね。
しつこいですが、最後にもう一度言わせて下さい。
先生・・・
そりゃ人間じゃなくて神様か悪魔のやることだぜ
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