「正社員になりたい!」と思う気持ちはよくわかります。
ボーナスもあるし、簡単にクビにならないですし、安定しているのは正社員です。
あなたも含め、正社員になりたいと思うのはごくごく自然のことです。
でも、気にするのはそこではありません。
結論を言いますと、HSPは正社員より派遣の方がおすすめです。
理由と「正社員」の7つのデメリットと「派遣」の5つのメリットをお伝えします。
目次
正社員のデメリット7つ
正社員になるデメリットを7つお伝えします。
- 責任が増える
- プレッシャーが増える
- ストレスが増える
- 理不尽が増える
- サービス残業リスク
- 簡単に辞められない
- 時給換算すると大したことが無い
正社員になるとこのようなデメリットがあります。
この中でも、HSPが注目するべきポイントを5つピックアップします。
1.責任感が増え、ストレス過多になりやすい
一番のデメリットは責任感が増え、ストレス過多になりやすいことです。
ただでさえ繊細なHSPは普通の仕事をこなしていくだけでストレスを受けやすいのに、責任感が合わさればそのストレスは数倍にもなります。
2.特に注目すべきは「理不尽」が増えることです。
これを読んでいるあなたはHSPだと思いますので、「理不尽」が人一倍嫌いなはずです。
自分が納得できないことや「良心」や「モラルに反することは絶対にしたくない」と強い正義感を持っているはずです。
この理不尽が正社員になると増えます。
3.サービス残業リスク
サービス残業のリスクです。
実際は残業しているのに給与が出ない・・・
無給で働くのはもちろん嫌ですよね?
私はサービス残業が死ぬほど嫌いですし、休日出勤だけでも強い抵抗感を感じます。
日本はこのサービス残業が圧倒的に多いです。
4.簡単に辞められない
言うまでもなく、簡単に辞めることができません。
少なくても1ヶ月前には退職を伝える必要があります。
5.時給換算するとバイト並みの場合も
時給換算するとバイトや派遣と変わらないことがあります。
そもそもサービス残業があったら時給換算すると平気で15%ぐらい下がります。
もちろんボーナスは美味しいのですが、私はボーナスもらう前に辞めてしまったことがあるので、時給換算はバイトと変わりませんでした。
ここまでのまとめ
「正社員になりたい!」と思う気持ちはよくわかります。
絶対的に安定していますし、世間体でも正社員と派遣とでは正社員の方が良く見られます。
実際に正社員でも良い職場で自分の繊細さを生かせる仕事が出来るのであれば文句はありません。
ただ実際は、ストレス過多の環境で辞めてしまうHSPが多いのです。
いくら正社員でも、仕事が続かずに辞めてしまったら意味が無いですよね。
HSPが派遣で働く5つのメリット!
HSPは派遣の方が向いています。
実際私は派遣では長く働けました。
嫌いな人が一人もいない、ストレスがほぼ皆無、という人生最高の職場に巡り合いました。
HSPが派遣で働く5つのメリットをお伝えします。
1.そこまで責任が問われないので、プレッシャーが適度。
正社員と比べ責任があまり問われません。
当然プレッシャーが低くなります。
プレッシャーが低いのでストレス過多にもなりにくくなります。
単純にプレッシャーとストレスは比例しますからね。
2.理不尽が発生しにくい
先ほどもお伝えしたように、HSPは自分が納得できないことや良心やモラルに反することに強い抵抗感を感じるはずです。
私はこの傾向が非常に強いので、理不尽や筋の通っていないことが大嫌いでした。
しかし派遣になればこの理不尽も正社員と比べ、圧倒的に受ける可能性が下がります。
個人的には最大のメリットでした。
3.サービス残業0!
派遣であればサービス残業は0です。
まず起こり得ません。
サービス残業は直雇用だからこそ発生するのです。
そんなことがあれば派遣会社の損失になりますので、派遣会社が雇用先に厳しく注意します。
派遣会社は、私たちが働く時間が長ければ長いほど、手数料が多くもらえます。
そのため、サービス残業を容認することなんてありえないからです。
4.簡単に休める・簡単に辞められる
簡単に休めて、簡単に辞められます。
もちろん辞めないほうがいいですが、どうしても職場と合わないときがあります。
その場合は
「申し訳ありませんが、退職させて下さい。理由としましては・・・」
と具体的な理由を述べれば、電話一本で退職できます。
「退職します」って直接言いにくいですよね?
雇用先の人と顔を合わしにくいですよね?
ですが、派遣先に電話で伝えるだけで終わるので5分ほどで終わります。
私は一度だけ合わなくてこれで退職しましたが、本当に電話だけで終わりますし、引き留められたりすることもありません。
理由を一言述べれば、「そうですか、わかりました」で退職できます。
簡単です。
5.「とりあえずやってみて、合わないと感じたら辞めよう」と思える。
私はいつもこの気持ちで働いていました。
「とりあえずやってみよう。
でも合わないと感じたらあっさり辞めよう。」
↑ ↑ ↑
こう思っていると心理的プレッシャーがかなり軽減されます。
「絶対にこの仕事を辞められない」
「この仕事をやり続けなければならない」
↑ ↑ ↑
こう思っていると心理的プレッシャーが重くなり、繊細なHSPは挫折する可能性が上がります。
人間は、「~しなければならない」と思っているとストレスが溜まっていく生き物です。
そりゃ正社員なら簡単に辞められないので、そう思うのも当然です。
実際私も正社員のときは「辞められないから頑張らないと!」と自分を追い詰めていましたからね。
あなたも自分を追い詰めていませんか?
そこを気楽に考えることで、精神的ストレスを軽減できます。
実際派遣なら先ほどお伝えした通り、すぐ辞められますからね。
不思議と「辞めてやるぞ」と思っていると長く続いてしまうものです。
(人間てそんなものです)
もちろん正社員に比べ安定性は低い
もちろん正社員に比べ安定性は低いです。
しかし、正社員になっても、辞めてニートになってしまうよりは、派遣社員で働き続けたほうが遥かに良いと思いませんか?
それに、正社員=一生安泰ではありません。
一生会社が倒産せずに定年まで働ける確率は約20%です。
例え正社員でも8割の人が一度は失業する計算です。
正社員だから安心だと思っているのは間違いです。
仕事が続かないと思っている人は派遣にしておこう
以上のようにHSPは正社員になるとストレス過多になり辞めてしまう可能性が上がります。
「正社員になったけどすぐに辞めてしまった」
「私は仕事が続かない」
というのであれば、派遣にしておきましょう。
正社員より辞めてしまう確率が下がります。
派遣会社に登録だけでもしておこう
派遣会社に登録だけでもしておきましょう。
あなたの住んでいる場所により、派遣会社は変わりますが、参考にひとつだけ載せておきます。
⇒ パーソルマーケティング
まとめ
正社員の安定性に惹かれ「正社員になりたい」と思うのは当たり前のことです。
しかし、正社員だとHSPの場合ストレス過多になりやすく、職場の理不尽などに耐えられず退職リスクが上がります。
(もちろん良い職場もありますが多くの場合です)
派遣ならばプレッシャーが低く、精神的負担が軽めです。
理不尽も発生しにくく、サービス残業などはまず起こりえないでしょう。
合わないと感じたらすぐに退職できます。
もちろん安定性では正社員が良いですが、精神的ストレスですぐに辞めてしまったら意味がないですよね。
ですので、「正社員になったけどすぐに辞めてしまった」「仕事が続かない」というのであれば派遣がおすすめです。
私は3回正社員になりましたが、理不尽が大嫌いな人間なので、すべて1年未満で退職しました。
そんな私でも派遣であれば続きました。
以上の経験と考察から、HSPは派遣社員がおすすめです。
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